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2009.09.12 01:45

こんばんは,milkです.

あまりにベタな回です.こういうの誰でもわかる展開っていいます(笑)

では,続きをどうぞ.




~雨が消してくれるから(第20話)~ バンドメンバー 1



夜更かしをしてしまったユイが目覚めるとすでに陽が高かった.

あと…えーっと…
6時間したら家を出なくちゃだね?
洋服決めてないや…

ユイはクローゼットをごちゃ混ぜにしながら,やっとの思いで洋服を決めた.

どうでしょう?カズ?このファッション?
爽やかブルーのTシャツに白のスカート.
今年はベストが流行ですから,ベストも合わせてみましたよ?
アクセサリーは得意のクロスにドアキーです.

一人芝居をしているうちに時計はどんどん進んで行った.
カズとジュンに会いたい一心で,ここまで張り切れる自分に乾杯(笑)

ママ,今日ね,遅くなるかもだから!
カズとねジュンと会うんだよ!
四ツ谷だからね!用事はメールして!

ユイは白のミュールに足を入れると,少し背伸びをして玄関に敬礼した.
夕方のアスファルトは灼熱地獄のようで,せっかくのメイクも台無しになりそうだった.
電車の中だけは涼しくて,束の間のホッとした時間を過ごせた.

なんで四ツ谷なんだろ?
やだなぁ~何も無いじゃん.

ボーっと電車に揺られていると,高校生の集団が乗り込んできた.
大きなエナメルバッグが,ユイに勢い良く当たった.

痛っ…

ユイは腿を抑えると,そ知らぬ振りの高校生を振り返ろうとした.
それと同時に、どこかで聞いたことのある声が高校生を呼び止めた.

「お前ら,ちゃんと謝れよ.」

場が悪そうな高校生は,ユイの目の前で軽く会釈をすると,すみません.の一言を残した.
声の主はユウヤだった.

「大丈夫?」
「ユウヤ!」
「お前さ,ボーッとしすぎ.」
「だって…」
「まったく,しょうがないな.」

ユイはユウヤの顔をまともに見られないまま,会話が途切れた.
時計が急に逆戻りして,ユイは今までと違う空間に飛ばされてしまった.
いくつかの駅が過ぎ,次が四ツ谷という時,まだ目の前にいるユウヤに気付いた.

「なんで?」
「ん?」
「なんで,ユウヤがいるの?」
「は?」

呆れ顔のユウヤに,ユイは疑問符を浮かべた.

「ユイ,今日さ,これから何があるの?」
「ん?これから?」
「俺も必要っしょ?」
「なんで?」

ユイは訳がわからないまま,ユウヤの顔を見つめた.
ユウヤの隣には,もっともっとビックリする顔が,ユイを見て爆笑していた.

「シゲアキ…」
「ユイ,お久しぶり.」
「なんで?みんなでいぢわるしに来たの?」

ユイは半分不安な表情で,二人を交互に見た.

「ほら,着いたよ…」
「ユウヤ,引っ張るなぁ~痛いっ.」
「ユイ,降りないと…」
「ユイはね…」
「四ツ谷で降りないと…でしよ?着きました.」

強引に引きずり降ろされて,また二人の顔を交互に見た.

「ねぇ,なんで?」
「ユイ,お前さ,本当にバカ.」
「ユウヤ,そんなこと言うなよ,ユイはびっくりしているんだよ.」
「シゲアキ…ユイはヘン?」
「ヘンじゃないけど,ヘン(爆)」

何のために四ツ谷に来たのかわからなくなって,ユイの気分はマイナスになっていった.

「わりぃ待たせたな~」

ほんわかと優しい声がユイの記憶を呼び起こした.

あ…カズの声だ.
そうだ…今日は,バンドメンバーで集まるんだった.
カズとジュンのことだけ考えてた…なにやってるんだろ.
バンドメンバーって,ユウヤもシゲアキも必要だ.
どーしよう,ヘンなこといっぱい言っちゃったよ….

ユイはシゲアキの前に立つと,真っ直ぐに顔を見上げて

「シゲアキ…ごめんね.今日,みんなで集まるんだった.」
「分かればよし(笑)」
「なんか,ユウヤがいたずらしに来たのかと思ってた.」
「なんだよそれ?」
「ユウヤ…ごめんね.」
「おぅいいよ別に.」

ユイはやっとみんなとの再会を喜ぶことに達した.
カズは行きつけの小料理屋を予約していると,みなを先導した.
どうやら大学の友人の実家らしい.
ジュンは相変わらずの個性的なむさくるしいスタイルのままだった.

「みんな変わらないね?」
「だってさ,まだ数ヶ月だよ?5ヶ月くらい?」
「カズはなんか大人になった(笑)」
「そっか?」
「ジュンは変わらないけど…」
「俺,ポリシー固いし(笑)」

久々に集まるメンバーに安堵感いっぱいのユイは,ユウヤとのことも,シゲアキとのことも,すっかり忘れて話に夢中になっていた.
隣の席のシゲアキと時々会う視線だけが,何か言い忘れたような?そんな気分を掻き立てていた.

みんな変わらないな…よかった.
なんだかホッとしたよ.
素敵な時間,ずっと続けばいいのに…

ユイはみんなを見ながら,充実した時を過ごすはずだった…その時,携帯電話が1通のメールを受信した.

「あ,ちょっとごめん.」

トイレに立つと言って席を外し,歩きながら携帯電話を開いた.
メールは合宿から帰宅したリョウからだった.

リョウさま…そうだ…どぉしよ…
ユイ,忘れてる…リョウさまのこと…

ユイの心臓はどきどきして,胸の辺りが急に熱くなった.
そして,トイレに行く振りをして店の外へ急いだ.

その様子を,ユウヤは目で追っていた.



(つづく)



この先もベタでしょう(笑)

あー月9待ち遠しい~
山P~やまぴぃ~








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| ~雨が消してくれるから~ | コメント(2) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

ありがとう

mi-miちゃん,読破ありがとう(v^-゜)
それから暖かいコメントありがとう☆

個人の自由でも,やっぱり気になるブログの存在と反応.一人でも読んでくださる方がいる☆milkは書き続けます.

ベタすぎても読んでください.milkの周りで実際にあったことが8割,2割は願望です.コメントありがとうございました.

| milkから,mi-miちゃんへ | URL | 2009.09.13 09:50 | 編集 |

ベタ最高!!
バンドメンバーに囲まれてるユイを想像すると
またメラメラしてくるけどね(>_<)

一気に3話読みましたので、コメも続いてる感じになってます。

お知らせなくても来ちゃうから
私のためにも書いてねv-343

| mi-mi | URL | 2009.09.13 08:19 |

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