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2009.09.10 01:48

こんばんは,milkです.

最近はお友達に"UPしたよ~"って教えていないんですよ.
なぜって?なぜってわからないけど,教えないんだ(笑)

あのね,何か書いてあるかなぁ~って訪問してもらうの嬉しいでしょ?
それで,あっ!続きあるじゃん☆とか思ってもらうのも嬉しいでしょ?
だから教えないことにしました☆単純な気持ちからです☆

読みたくない人は来ないだろうし。。。
でも,告知しないと誰も知らないんだろうな。。。
ま,いいや。。。

読んだら一言orぱちってよろしくね☆
誤字脱字があったら教えてくださいねっ.

では,続きをどうぞ.



~雨が消してくれるから(第18話)~ リョウ & ナミエ 2



高原の夏は紫外線がキツイらしい…カラリとしてても油断は禁物なの.ナミエの声が耳に響く.

バンド練習には関係ないな,ナミエには関係あっても…

メンバーの会話をバックにリョウはギターを弾き続けた.
早くも合宿の半分が過ぎ,新曲も形になってきた.

「リョウ,お昼だぜ,休み取ろうぜ.」
「タカ?次って夜からよね?わたし,ちょっと外出するわ.」
「どこいくの?」
「ぇ?リョウには秘密よ.」
「なんだよ…」
「じゃ,ね…」

ナミエはリョウとタカに手を振ると,ギターを抱えてスタジオを後にした.
ナミエがスタジオを出ると直ぐ,タカがリョウに話しかけてきた.

「リョウ,今回の曲,やたら熱いよね?」
「そっか?タカのベースの方が熱いよ(笑)」
「なんかさ,引きずられてさ…学祭は燃えるよ,この曲で!」
「おぅ…」
「んで,リョウさ…」
「ん?」
「ナミエとなんかあった?」
「別に…」
「別れたの?」
「もともと付き合ってないし…」
「は?」
「俺はマジ好きだったけどね.」
「なんだよそれ?」
「ナミエの心は俺になかっただけ.」
「じゃなんで…お前たち一緒に居たんだよ?」
「知らねぇよ,ナミエに聞けよ…俺はマジ好きだったって言っただろ.」
「お前さ,自分のこと好きじゃないナミエを抱けるわけ?」
「だから,俺はマジ好きだったって言ってるだろ,なんだよ,そんなことで.」
「ナミエ…ってことはフリーなのか?」
「表向きはね.」
「表向き?」
「タカ…やめとけよ.ナミエは無理.」
「リョウがダメでも,俺はいいかもね?」
「今はダメだよ…アイツのことしか頭にないから…」
「アイツ?」
「そ…アイツ.」

リョウはタカの肩をぽんぽんと叩くと,スタジオを後にした.

夕食後,再びスタジオに集まったメンバーは,新曲の完成に集中した.
タカは昼間の会話が無かったかのように,華麗なベースワークを見せていた.

「いいじゃん☆ほぼ完成じゃん.」
「ケイちゃん気が早いよ?わたし,まだ詰め切れてないよ?」
「そっかな?」
「ね?タカちゃんとの入りんとこなんだけど…」

ナミエが曲にこれだけアイデアを出すのは久しぶりだった.
リョウはそんなやり取りを見ながら,ナミエの変化をよい方向だけに見ていた.

「リョウ,今日のラスト行こう?」
「あぁ…明日の練習で終わりだし,まとめますか.」

リョウはナミエと微笑み合うと,得意のツインギターからのイントロを奏で始めた.
他のバンドには無いギミックな音楽は,静かに熱く高原の夜のスタジオに満ちていた.


練習を終え,シャワーを浴びたリョウは,電波の届かない携帯電話を持って外に出た.

最悪だな…電波届かないなんて…メール溜まりまくりだよ.
ユイ,心配してるかな?
まさか,アイツんとこ行ったりしないだろうな…

少しむしゃくしゃした気分のまま歩いていると,小走りなスニーカーの音が響いてきた.

「リョウ,待って!」
「ナミエ?」
「どこに行くの?」
「なんとなく…」
「わたし,お散歩(笑)」
「似合わないな…」
「あらそう?」

二人は吹き出すように笑うと,ゆっくりと肩を並べて歩き始めた.
夜風が洗ったばかりの髪には少し冷たくて,夏の夜であることを忘れさせてくれた.

二人は久しぶりに新曲談議に花を咲かせた.
リョウは明るい笑顔のナミエに少しホッとすると,ポツリと質問を投げてみた.

「ナミエ…」
「ん?」
「アイツ,優しい?」
「誰のこと?」
「答えるのかよ,俺が…」
「うん,優しいよ…でも…」
「でも?」
「もう,会わない.」

リョウは一瞬立ち止まると,ナミエの肩をぎゅっと抑えた.
いつもナミエには強引になってしまう自分が顔を出してしまった.

「なんで?」
「わかんないよ…でも,いいの.」
「いいの.って?」
「思いっきり抱いてもらったし,思いっきり愛してもらったから…」
「どぅぃうこと?」
「いいじゃん,リョウには関係ないもん.」

ナミエは小さく唇を噛むと,静かに俯き,リョウの手を外して歩きはじめた.
長い髪がサラサラと夜風に揺れて,寂しさを絡めとるように見えた.
立ち止まったままのリョウを振り返ることなく,ナミエは先を歩いた.

「ナミエ…」
「リョウってば遅い…」

小さく囁いた声は,留守録の時の声と同じだった.

泣いてるの?
なんかあったのかよ…
いい音出していただろ?

リョウは無意識のうちに走り出すと,ナミエを強く抱きしめた.

「ナミエ…」
「離してよ…」
「放っておけるかよ…なんで泣くんだよ.なんで泣かせるんだよ.」
「わたしが負けちゃったんだもん…わたしが好きになり過ぎちゃったんだもん.」
「アイツはそれが邪魔なのか?」
「違うよ…邪魔なんかじゃないけど…」

リョウのTシャツに滲みる涙が,無性にくやしくて,やりきれない気持ちを膨らませた.

ナミエ…なんでいつも泣いているお前に出会うんだ?
あの時も,今も,アイツのことしか見ていないのに…
どうして俺の前で泣くの?放っておけないだろ?

リョウはナミエをそっと離すと,指でナミエの涙を拭った.

「俺さ…」
「いいよ,言わないで.聞きたくない.リョウだってユイちゃんが好きなんだから.」
「…」
「ユウヤだってそうだもん!」

リョウは子供のように拗ねるナミエを初めて見た.
強くて賢い,誰にも頼らない,そんなナミエと正反対なナミエ.
リョウは無意識のうちにナミエを抱きしめると,唇を重ねた.

なにも喋らせない.
言うなよ…なにも.

ナミエの涙がつたって,リョウの頬を濡らした.

俺,泣かせるつもりなんて無かったかのに.

「ナミエ…ごめん.」
「放っておいてよ…リョウに甘えん坊しちゃうよ…」
「いいんだ,俺,ナミエのこと…」
「ダメ…」
「ん?」
「泣き止むから何も言わないで…お願い.」
「あぁ…」
「わたし平気だから…」
「…」
「ユウヤのこと好きなままだし…」
「…」
「リョウには迷惑かけたくないし…だから…」

初めてかもしれないナミエの弱さを包み込みたかった.
リョウはナミエを再び抱きしめると離せなくなった.
何回抱きしめ直しても,ナミエは小さく震えていた.

「リョウ?」
「ん?」
「ユイちゃん,大切にね?」
「こんな時になんだよ…」
「ありがと,リョウ…」

リョウの耳に,涙声のナミエの一言がリピートした.
二人だけの時間が,キラキラ星空に見守られて流れた.

今だけ…今だけ…ここに電波は届かないから…



(つづく)



困るんですよ…山Pのブザビが邪魔をします.ストーリー考えていたら被っちゃうところがあったり,こうしたいなーって思うアイディアがちりばめられていたり.milkちゃんのツボ過ぎるツボのドラマですからね…菜月派?莉子派?まいちゃん派?
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この記事へのコメント

山奥ね

mi-miちゃん,ぉはよぉ☆読んでくれてありがとう(v^-゜)

そーです!今の世の中,どこでもリアルタイムに追っかけられて,離れて考えたりすることが出来ないから,電波届かなくしちゃった…

とっても大切だよね?

| milkから,mi-miちゃんへ | URL | 2009.09.13 09:34 | 編集 |

電波が届かないーーーーv-405

そうだよ!それ、やばいよ!!

続き読みますv-391

| mi-mi | URL | 2009.09.13 08:06 |

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