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2009.07.18 01:41

こんばんま,milkです.

三連休は,用事の間をぬってお勉強しなくちゃねっ.
ますだくんと祐くんの声が頭の中をぐるぐるしています.
テゴマス本当に好きです.

来週は,おおさかのうた♪
皆既日食の日だね.


では,続きをどうぞ.



~雨が消してくれるから(第12話)~ ユウヤ&リョウ&ユイ 1



センター東駅に着いた頃には,雨も小降りになっていた.
駅で足止めくらっているかもしれない…
そんな予感が的中すれば,すぐに車に乗せてあげられる.
ユウヤはロータリーの端に車を止めると,改札口へダッシュした.
急な雨でごった返す改札口にユイを見つけることは簡単だった.

アイツなんて顔してるんだよ…
困りましたって書いてあるよ…

ユウヤはユイに駆け寄ると,素知らぬふりをしてぶつかった.

「痛っ…」
「あ,ゴメンな!」
「ぃぇ…別に…ごめんなさい.」

ユウヤの顔も見ずに,ユイは小さな声で謝ってきた.

「ばぁーか!」
「…へっ?」
「気づけよ!」
「ユウヤ!」

ユイはユウヤの顔を見るなり,急に眉を潜めたかと思うと,大粒の涙をぽろんぽろん流した.

「な,なんだよ…」
「だって…だって…」
「泣くなよ…な?歩けよ…目立つだろ?」
「うん…」
「車で来たからさ.」
「うん…」
「家まで送るから.」
「やだ…」
「なんでだよ?」
「こんな顔じゃ帰れない.」
「わかったよ.」
「何を?」
「お前ねぇ…」
「ん…」
「もう,いいよ…」

ユウヤはわけわからないユイを助手席に乗せると,ひとまずユイの家に向かった.
ユイは黙ったまま,ユウヤの横顔をじっと見つめていた.

「ユイ?」
「ん?」
「昨日どこに居た?」
「マコんち…」
「それは嘘だろ…マコからメール来てる.」
「ぇ?…じゃ,ヒミツ…」
「…ふぅん…」
「ユウヤは?」
「じぶんち…」
「誰と?」
「…」

答えられない二人の間に,温い空気が滞留していた.

「ユウヤ,気づいてくれなかった…」
「いつ?」
「夜…」
「なんだよ,わからないよ.」
「ナミエさん,ユウヤんちに行った?」
「…」
「…」
「勝手に決めんなよ!お前だって…」
「ユウヤ,ずるいよ!」

やっと涙が引いたユイの瞳に,さっきの急な雨のように涙が溢れ攻めてきた.

「泣くなよ…」
「ユウヤ,なんでナミエさんを奪ったの?リョウさまから!」
「なにそれ?」
「だって…リョウさまが…」
「ナミエから言い出したんだよ.」
「ナミエって…」
「あ…」
「ナミエって呼ぶんだ…」
「お前だってリョウさま,リョウさまって,なんだよ?だったら,アイツのところへ行けばいいだろ!」
「ユウヤなんて知らない!止めて!降りる!」

今まで見たことのないユイの攻撃的な態度に,ユウヤは急ブレーキを踏んだ.
ユイは迷うことなく,ドアを開けると,するりと車から降りて駆け出した.

ユウヤなんか知らない…
全然優しくない…
むしろ嫌い…

よくわからない道を泣きながら駆け出してしまった.
走っても歩いても景色が変わらなくて,交差点の度に道を変えて….

ユウヤの嘘つき.
わかんないけど,嘘つきだ.
探してよ…ユイ,迷子だよ.

だんだんと夕方に近づいているはずなのに暗くならない.
こんなにも悲しいのに,おひさまはまだ笑っている.
気づいた時には,遠くに見えた公園まで,歩き着いていた.
濡れたベンチにぺたりと座りこむと,ため息ひとつ…携帯電話を開いた.

メールと着信が….

「あ…」

最初に確認したのはメール.
昨日,交換したばかりのアドレス.
リョウからのメールだった.


メール 7/xx 16:38

ユイ,ごめん…
俺のわがままで,君に迷惑かけた.

今日,バンド練習なくなったんだ.
もう少し一緒に居られたね.

バッグの中見て?
星のキーホルダ見つけて?
見つけたら電話して…

リョウ


バイバイしてる…かわいぃ…

ユイは少し微笑むとメールを閉じ,急いでバッグの中を物色した.

お星さまのキーホルダ?
なにそれ?
えっと,えっと…
もしかして,ん?…これ?
ん?…こ,これ?

キーホルダにはルームキーがぶら下がっていた.

リョウさまのお部屋の?
電話してって?
なんで?

あ,間違って入っちゃったんだ!!
大変!リョウさまが困っちゃう!

ユイは急いで電話をかけようとアドレス帳を…

えっ?なにこれ?
ユウヤ,何やってんの?
こんなに電話して…バカみたい!
今,ユウヤなんか知らない.
リョウさまが困ってるから…

ユイはユウヤからの電話を無視して,リョウの携帯をコールした.
ところが,無情にもリョウの携帯は留守電に切り替わってしまう.
もう一度,リョウの携帯をコールする.
やはり,留守電に切り替わってしまう.

リョウさま…

途方にくれそうになった時,ユイの携帯が着信バイブで弱く震えた.

「もしもし…」
「ユイ…ちゃん?」
「リョウさまっ☆今どこですか?」
「部屋の中…」
「あの…ルームキーを…」
「それね…」
「わかっています!今届けますから!」
「いや,それは…」
「待っててください☆」

ユイはリョウの言葉も聞かず,電話を切ると感情に任せて走り出した.
走っても走っても景色は変わらない…

そうだ,ワタシ…何処にいるかわからないんだ.
バカみたい…迷子なんだ,オトナの迷子.

ユイは自動販売機の前にへたりこむと,携帯電話を開いた.
携帯電話には,また1件,ユウヤからの着信があった.

ユウヤ…しつこい!
ユイを降ろした場所くらいわかるじゃん!
リョウさまに届けたいのに,ユイ迷子じゃん.
全部,ユウヤのせいなんだから…ユイに気づかないからだ.

ユウヤの着信を無視することは,ユイの中で決定づけられた.
リョウの携帯をコールすると,すぐに応答があった.

「ユイ?」
「リョウさま…」
「どうしたの?」
「どこに居るか分からないの.」

ずるずると鼻を啜りながら訴えた.

「近くに自動販売機ある?」
「はい…丁度,目の前に…」
「住所,何処かに書いてあるから…」
「ぇ?」
「自販機には必ず…」
「あった…!」
「読んで…」
「横浜市…」
「わかったよ,そこから動かないで,30分くらい待てる?」
「はぃ.」
「必ず行くから…」
「はぃ.」

ユイは手鏡を取り出すと,自分の様子を観察した.
誰にも逢わせられないくらい酷い顔,濡れた髪,汚れた服.

こんなユイでリョウさまに会うの?サイテイ…

自販機のむっとした熱気と,夕方特有のだるい空気に今にも倒れそうになった.
そんな時間をどれだけ過ごしただろう…
とその時,黒いワゴン車がユイの目の前に止まり,運転席からリョウが降りてきた.

「ユイ?」
「リョウさま!」

リョウは小走りに駆け寄ると,ユイをきつく抱きしめた.
何度も何度も,まるで居なくなった仔猫を見つけたかのように…

「どうしたの?こんなに濡れて…」
「わからない…」

ユイは溢れるナミダに溺れて,リョウの顔さえまともに見られなかった.

「ユイ…ごめん…」
「…っくっ…リョウさま?」

ユイはまともに喋ることもできなかった.
リョウは,ユイを優しく抱きしめ直すと,そっと囁いた.

「ねぇ,ユイ?」
「はぃ….」
「お願いがある…」
「はぃ….」
「星のキーホルダを…」
「あっ!今,渡します….間違って入っちゃっ…」

ユイの言葉を封じるかのように,ユイの唇をリョウが塞いだ.

「ん…」
「ダメ…離さない.」

リョウは優しく髪を撫でると,ユイの唇にもう一度,自分を重ねた.
溶けてしまいそうな感覚と,疲れた脱力感が,ユイ全てをリョウに預けた.

「ユイ…」
「…」
「一緒に居て欲しい…」
「…」
「泣かないで…イヤ,泣いていてもいいよ…」
「…」
「星のキーホルダ,あげるから…」

リョウは優しい笑みでユイのナミダを消そうとした.
ユイは,そっとナミダを指で拭うと,リョウに質問を投げた.

「リョウさま…」
「ん?」
「答え,欲しい?」
「ううん…」
「今すぐ,欲しい?」
「いつでも…」

ユイは思い切り背伸びをすると,そっと目を閉じた.

「ユイ…」
「ん?」

リョウはユイの瞼に軽くキスしたあと,優しく唇を重ねた.
眩しい夕陽が二人を照り返し,暑く汗ばんだ空気が二人を揺らした.
そんな二人を確認するかのように,一台の4WDが反対車線を通過した.
そして数秒後,ユイの携帯が微かなバイブ音を鳴らした.

ユイ…
電話しただろ…
何回も何回もしただろ…
やっとやっと見つけたのに…
どうして電話に出てくれないんだ…

なんでだよ…
なんで俺じゃないんだよ…
俺の目の前のユイは誰なんだ…?
いつも甘えん坊だったユイじゃないのかよ…

ナミエの言っていた罰って?
嘘つきって言ってた…
俺…何をやっていたんだ?
本当に大切にしたいのは,ユイ?
ユイ…お前だったのか?

ユウヤの目の前で,二人は微笑み会うと,黒いワゴン車の中に消えた.
そして,ユウヤに気付くことなく,車は走り去った.
ユイの携帯電話には,ユウヤからの着信履歴が留守録ありを伝えていた.




milkを褒めて☆一挙に書いた.しかも短い時間で書いたから.
読み直しをほんとにしていない.誤字脱字は教えてください.

ユウヤはやっと気づきました.何かに気づきました.
ユイはどうなるのかしら?リョウはナミエを忘れたのかなぁ?
忘れていないよね?ナミエはどうしているのかしら?
ユイはお家へ帰らないとダメよ…ママが心配するよね?

明日から三連休はお勉強だぁ~milk偉い?褒めて☆

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| ~雨が消してくれるから~ | コメント(4) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

とろける?

はーとちゃん,いつもコメントありがとうございます.

わたしの経験上,この場面ではリョウに行っちゃうのが王道かと…ユウヤはずるいじゃん,ナミエを手中におさめちゃってさ,なんか満足そうだもん↑

でも忘れちゃいけないのは,リョウが本当に好きなのは誰か?ってことだよね?楽しみにしていてね☆

| milkから,はーとちゃんへ | URL | 2009.07.20 12:39 | 編集 |

ご指摘ありがとうございます

ゆう様,コメントそして,誤字の指摘ありがとうございます.携帯から修正できないので,次のお話をUPする時に修正します.

milkは発想力や展開力がない(>_<),自分の経験の理想系を描いている気が…言葉も,普段読んでいる本から拾ったり,好きな曲の歌詞からもらったり,しているだけです…

自分がユイちゃんだったらって言う展開か,ナミエからみたユイちゃんだったらって言う展開か,考えています.楽しみにしていてね☆

| milkから,ゆう様へ | URL | 2009.07.20 12:27 | 編集 |

NO TITLE

milkちゃん、よかったぁーv-10
なんか、とろけちゃう感じになった。

ユイはリョウさまでいいの・・・
ユウヤじゃないの・・・

でも・・・ちょっとわかるような・・・

テゴマスの片想いの小さな恋聞いたら・・・

今の自分の気持ちとだぶっちゃった。

生で早く聞きたいなv-238


お勉強がんばってねーv-218

| はーと | URL | 2009.07.19 22:37 |

NO TITLE

milkちゃん早速読ませてもらいました。

一点気付いた箇所をv-219
俺のわかままで→俺のわがままで

なんか一気に書いたなんてすご~いですv-424

とっても読んでいてその様子やしぐさがわかり話に入り込んで
読んでしまいました。

ユイちゃんはユウヤではなくリョウさまとくっついちゃうのでしょうか?
私、個人の意見としましてはユウヤとくっついて欲しい気がします。

次回も楽しみにしています。

はぁ~私も今がんばって書いてるシゲモデルのお話をなんとか完成
させなくては・・・
表現力がまだまだなんで今はもがき苦しんでいます。
そして同時に登場人物に恋をして(基本その登場人物に入り込まないと
書けない)るので切なくって苦しい日々です。

あっ長々と失礼しましたv-435

| 山下ゆう | URL | 2009.07.18 23:32 | 編集 |

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