2009.07.01 01:36

こんばんは,milkです.

コメント…お返事しました.各エントリーにお返事しました.

milkは展開に悩みました.結末が見えないで書いているのは初めてだからです.やっぱり,最後までしっかりと書いてから,推敲して載せるものだよね?ちょっぴり自己嫌悪しています.今回はね,milkっぽさが出ていると思っているので読んでみてねっ.



では,続きをどうぞ.




~雨が消してくれるから(第8話)~ ユウヤ&ナミエ 2


けだるい朝というのは,こんな感じなんだろうか?

ユウヤは,満足とだるさが入り混じった感覚を身に纏った自分を確認した.
そして,カーテンの隙間から差し込む日差しを受けながら,
まだ軽い寝息をたてているナミエに視線を移した.
白く華奢な肩に,さらりと流れる長い髪が甘い香りを漂わせている.
ユウヤはナミエの首筋に顔を埋めると,そっと囁いた.

「…ナミエ…」
「…」
「ねぇ…」
「…」

応えることのないナミエを起こさないように,上半身を起こした瞬間だった.
ユウヤの腕をナミエがギュッと握った.

「ダメ…」
「ナミエ?」
「まだ離れないで…」
「もう,陽が高いよ?」
「ダメ…罰よ…」
「なんのだよ…」
「知らない…」

少しばかり年上だからって…なんだよ….
あんなに甘えたくせに,分けわからないこと言うなよ.

ユウヤは体をベッドに戻すと,ナミエの背中を抱くように肘枕をついた.
ナミエは少し甘えた声で,ユウヤに問いかけた.

「ユウヤ…」
「ん?」
「どうして?」
「何が?」
「2年も経っているのに…」
「もう一度,俺を見て欲しかったんだよ.」
「ふぅん」
「なんだよ…」
「リベンジ?」
「ちげーょ…」
「じゃ…わたしのこと,どうしたいの?」

唐突な質問に,ユウヤは口をつぐんだ.
ナミエの態度に,対応できない自分が子供に思えた.

「答えられないんだ?」
「そんなことない…」
「彼女にしたいとか?そーゆーこと?」
「ナミエ!」

ユウヤは大切にしていた気持ちを,足蹴にされている気分になった.

あぁ,まただ…なんで,こうなっちゃうんだ俺は…
むしゃくしゃする…もう一度,従わせてやろうか…
それとも,ナミエ?俺を見下した演技かよ?!

ナミエはユウヤの気持ちに,お構い無しな口調で話を続けた.

「あの子,心配じゃないの?」
「なんで?」
「カフェで居眠りしてたわよ?」
「何やってんだよ…」
「今頃さ…」
「起こされて帰っただろ?」
「あらそぅ?リョウが連れて帰ったと思うけど?」
「なっ!なわけ…」
「だって,リョウ,怒ってた…」
「それで,なんで連れて帰るんだよ.」
「わたしの代わり.」
「ユイは関係ないだろ?」
「ユイって言うんだ.かわいぃ名前ね?」
「あぁ…」
「あぁ…なんだ…」
「ナミエ!」

また怒鳴ってしまった…ごめん.
俺,子供だな…

「…ま,大丈夫だよ,鈍感なヤツだから…アイツも呆れて置いてくさ.」
「そ…じゃ,平気かな?」
「何が平気なんだよ?」
「リョウが手を出さないってこと.」
「なんだよそれ?一緒にいるわけじゃないだろ!」
「ユウヤ,ムキにならないの…」
「なってねーよ.」

ユイ…
…んなことないよな?

「ユウヤ…心配なんだ?」
「うっせーな!なんで,いつもそうなんだよ.」
「だって…そうじゃない…」

ナミエは小さくため息をつくと,体の向きを変え,ユウヤに寄り添った.
小さな雫がユウヤの腕を濡らした.

「ナ…ナミエ?泣いているの?」
「…いない…」
「嘘つくなよ?」
「ユウヤほど嘘ついてない…」
「なんだよそれ?」
「教えない…」
「そうやって…なんで,怒らせるんだよ!」
「ユウヤが抱いてくれないから…」
「んな…」
「離れないでってお願いしたのに…」

ユウヤの胸に,ナミエの涙がぽたぽたと落ちた.
それは,降り始めたばかりの雨に似て,ユウヤをハッとさせた.

「離れないから…泣くなよ…」
「ユウヤ?どうして…わたしだけを見てくれないの?」
「ぇっ…?!」

ナミエはそう言うと,ユウヤの耳たぶを軽く噛んだ.

「痛い?」
「ううん,痛くない.」
「ユウヤ…」
「ん?」
「もう一度だけ抱いて…そしたら…」
「そしたら,なんだよ…」

ナミエはユウヤの胸に顔を伏せると,大きな息を一つついた…
そして,二人は日差しの中,お互いの想いを交差させた.

ユウヤ…さよならだよね?…
最初で最後ってあるんだね?
想い過ぎていたのは,わたしの方よ…
甘えても,乱されても,今だけなんだから.

だから今は行かせない,あの子のところへは行かせないから.
忘れちゃぇばいいのよ…あの子のことなんか…
リョウだって男よ?放っておくはずないんだから…
ねぇ,ユウヤ…ずっと一緒に居て…離れないで…



(つづく)



えーっ!ユウヤどういうこと?ナミエが可哀想じゃん!って思った方はいますかぁ?
ナミエって強い女の子じゃなかったんだっけ?って反論したい人いますかぁ?
それとも、やっぱりナミエって恐い~って思った方はいますかぁ?
気に入らない~とか,こういう展開がよかった~とか,これからはこうして~とかありますかぁ?




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この記事へのコメント

感想ありがとうございます☆

ゆうさま,感想ありがとうございます.

> ナミエは強い女かもしれないけど強い女にだって人前では見せない
> 弱い部分を好きな男の前や気の許せる人の前でだしたりすることも
> あると思うからいいと思います。

ナミエはmilkの憧れの女性なんです.
だから強くて美しくて凛としていて欲しいの.
でも,やっぱり女の子な部分があっても欲しいって….

> リョウはナミエと、そして
> ユウヤはユイとくっついて欲しいような・・・
それはわかりません~(笑)

> ユウヤとナミエが一緒にいる所へリョウかユイが部屋にやってくるとか
> 鉢合せ?
あぁ・・・考えましたが,うまく取り入れられずに居ます.

> 私の場合、鉢合せや修羅場を少し取り入れたりするのが好きで
> 入れちゃったりするんですが、今後の展開の中に入れてみるのは
> どうでしょうか?
> って勝手にお話に参加しちゃってるし(笑)
ありがとうございます.こういうアドバイスを頂けると嬉しいです.
鉢合わせはなくても,なんか考えていますので(^^;

> あ~なんか上手い感想コメントできなくてごめんなさいね。
> 今度からは、もう少しちゃんとした感想コメントをしたいと思います。
> v-87山下ゆうからでしたv-87
ゆうさまからコメントを頂けるなんてe-51嬉しいです.
いろいろとアドバイスを・・・お願い致します.


| milkから,ゆうさまへ | URL | 2009.07.06 01:00 | 編集 |

milkちゃんやっと読みにこれました。
朝ゆっくり読もうと思ったら画面真っ白で見れなくって・・・

ナミエは強い女かもしれないけど強い女にだって人前では見せない
弱い部分を好きな男の前や気の許せる人の前でだしたりすることも
あると思うからいいと思います。

リョウはナミエと、そして
ユウヤはユイとくっついて欲しいような・・・

ユウヤとナミエが一緒にいる所へリョウかユイが部屋にやってくるとか
鉢合せ?
私の場合、鉢合せや修羅場を少し取り入れたりするのが好きで
入れちゃったりするんですが、今後の展開の中に入れてみるのは
どうでしょうか?
って勝手にお話に参加しちゃってるし(笑)
あ~なんか上手い感想コメントできなくてごめんなさいね。
今度からは、もう少しちゃんとした感想コメントをしたいと思います。
v-87山下ゆうからでしたv-87

| 山下ゆう | URL | 2009.07.02 15:10 | 編集 |

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