2009.06.27 03:03

こんばんは,milkです.

コメント…必ずお返事致します.待っていただけますか?

TV誌に載っていた亮ちゃんを見ましたか?豪雨の中の撮影,水も滴る良い男,そしてダークな衣装に身を包んだ渋い表情,全てがmilkのツボでした.素敵です.携帯の待ちうけも,M誌の半裸の亮ちゃんにチェンジ…あら?milkは誰が好きなんでしたっけ?誰に心奪われているんでしたっけ?逃避行のままだと…そう…零れてしまいますよ…(それはイヤだよ).



では,続きをどうぞ.







~雨が消してくれるから(第7話)~ リョウ&ユイ 3



新しい物と古い物がゴチャつく部屋の中には,ギター数本とエフェクターが散乱していた.
窓際の電子ピアノには電源が入ったまま,中途半端に蓋が閉じられていた.
ユイは電子ピアノの近寄ると,蓋をスライドさせ,鍵盤に指を置いた.

懐かしい…もう一度,集まれたらいいのに…

頭の中で音を追うと,指が自然に滑り出した.
ユイはリョウの部屋にいることを忘れ,鍵盤と向かい合っていた.

カッシャ…ッ…

ガラスとガラスがぶつかり合う音に,ハッとして指を止めた.
振り返ると,ペリエをテーブルに置いたリョウが微笑んだ.

「その曲…」
「あっ…ごめんなさい…」
「続けていいよ…」
「ううん…」

ユイは小さく首を振ると,リョウに微笑み返した.

「もしかして,アイツのバンドのファン?」
「ううん…ユウヤと一緒にバンドやってたんです…」
「ぇ?キーボードの子?」
「たぶん…」
「たぶんって(笑)」

リョウが始めて崩れた笑顔を見せた.

「髪伸びたんだね?」
「わかるんですか?!」
「だって,肩くらいだったでしょ?」
「…ハィ!」
「好きだったよ,アイツのボーカル…」
「リョウさま?」
「その,リョウさまっての,やめない?」
「あ…ハィ」
「リョウでいいよ?」
「リ,リョウ…」
「…ん,くすぐったいな…」
「ご,ごめんなさいっ」
「俺もユイって呼ぼうか?」
「!…」

リョウはユイを手招きすると,自分の隣に座らせた.

「緊張してる?」
「ハィ…」
「なんでも受身なんだね?」
「ぇ…」
「アイツといる時も?」
「それはちが…っ…」

リョウはムキになったユイの頭をぽんぽんと叩いた.

「かわいぃね…ユイは…」
「あ,あの…」
「女の子は可愛くなくちゃ」

ユイは高潮している自分の置き場に困りながらも,必死に言葉を探した.

「ユイ,ごめんな…勝手に引っ張ってきちゃって.」
「ぁの…,わたしも…ごめんなさい.」
「謝ることないだろ?」
「ぁ,ハィ…」
「少し動揺していたから,自分の行動を反省しているよ.」

そう言うと,リョウは急に黙り込んだ.
二人の間に言葉のない時間が続いた…
ユイはどうしていいのかわからなくて,どんどん気持ちが滅入っていった.

「リョウ…さま…」
「ん?リョウでいいって…」
「ぁ,ハィ…」
「なに?」
「ナミエさん…」
「ん?」
「…(しまったっ…)」
「ナミエのこと知りたい?」
「えっと…」
「それとも,アイツとナミエのこと知りたいの?」
「あの…その…」

急に早口に喋りはじめたリョウに,一瞬,威圧感を覚えた.
リョウはペリエをグラスに注ぐと,ユイに渡した.
そして,ボトルの中の残りを一気に飲み干した.

「ナミエとアイツは,高校の時に付き合ってた.」
「!」
「それだけしか知らない.」
「高校の時?」
「そう…ナミエが大学に進学した後,少しして別れた.」
「知らなかった…ずっと一緒に居たのに…」
「…知らなかったんだ…」
「ハィ…ぁ,あの…原因はユウヤ?」
「いや,どっちも悪くない…でも,たぶん…」
「たぶん?」

たぶん,ナミエのプライドの高さだ…
きっと何かあったんだろう…俺の知らないことが.

あの日の夜,ナミエは泣きながら俺の部屋に来た.
バンドを組んでから,しばらく経った頃だった.
泣きながら,悲しいから,寂しいから…抱いて…って.
俺はナミエのことが好きだった.だれよりも…
だから無条件に彼女を受け入れた.
俺の腕の中で解けたナミエは,ただただ愛おしかった.

泣いていた理由を聞いたのは,ナミエを抱いた後だった.
アイツの名前は,その時に覚えたんだ.
ナミエの本当の気持ちを知った俺は…自分を蔑んだよ.
ある意味,俺は代役(かわり)だったんだってね.

それから,ナミエは俺の部屋に居る時間が長くなった.
その分だけ,誰にも触れさせたくない存在になっていった.
体を重ねる度に,ナミエが俺に染まっていくのを感じたんだ.
そして何故か,二人の音も重なっていったんだよ.
ナミエは,俺の中の音楽になっていった….

でも,春にアイツが現れてら…
俺は,ナミエの音が変わったのに気がついた.
ナミエの中にはアイツが…消されてはいなかったんだ.
アイツよりもたくさんの時間を過ごしたはずなのに…

「リョウ…さま…」
「俺じゃ…だめか?」

リョウは静かにユイの左手を握り,そのままうつむいた.
ユイの左手に水滴が一滴(ひとしずく)染み入った…


(つづく)



泣かせてしまいました.はぁ…しばらくは続きが書けないかも.ユイがオトナになるきっかけは?リョウの切なさは?考えているうちに朝が来ちゃいそう.

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この記事へのコメント

実話?

> milkちゃん、こやまちわ。
はーとちゃん,こやまちわ☆

> いつもドキドキ・・・
> なんか・・・こんなドキドキをリアルに味わいたいよ。
味わいたいよね?
無理かな?
出来るかな?

> 4人の複雑な気持ちわかる・・・かな
> 今は妄想でしか味わえないけど・・・
> 私は慶ちゃん祐也で
> 味わいまーすv-10
ほぉう・・・どっちが慶ちゃん?どっちが祐也?
ってわかってることかぁ~

> 続き楽しみにしてるよ。
わぁ~ぷれっしゃーだ!困っちゃうよん☆

| milkから,はーとちゃんへ | URL | 2009.07.06 01:13 | 編集 |

それが難しくて…

> milkちゃんこんばんまv-222
へなぴーちゃん☆大好きっe-51

> ナミエにとってリョウはユウヤの代わり?
おぉ・・・突いて来たね!

> でも今リョウがユイにしてることはナミエの代わり?
リョウはまだ何もしてないよー(笑)

> ナミエと同じことしてるよね。
してない,してない!

> な~んか毎回ドキドキさせられっぱなしだよ。
ほんと?ほんと?milkは嬉しいです☆
だって妄想NEWSだもんっ☆

> 続き楽しみにしてるねv-222
はぁい~
続きが難しくて…

| milkから,へなぴーちゃんへ | URL | 2009.07.06 01:11 | 編集 |

milkちゃん、こやまちわ。

いつもドキドキ・・・
なんか・・・こんなドキドキをリアルに味わいたいよ。

4人の複雑な気持ちわかる・・・かな
今は妄想でしか味わえないけど・・・
私は慶ちゃん祐也で
味わいまーすv-10

続き楽しみにしてるよ。

| はーと | URL | 2009.06.30 12:06 |

milkちゃんこんばんまv-222

ナミエにとってリョウはユウヤの代わり?
でも今リョウがユイにしてることはナミエの代わり?
ナミエと同じことしてるよね。

な~んか毎回ドキドキさせられっぱなしだよ。

続き楽しみにしてるねv-222

| へなぴー | URL | 2009.06.27 21:45 | 編集 |

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