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2014.01.08 18:59

milkです。


新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。


2009年3月に書き始めたこのページも5周年を迎える年となりました。
一週間に片手ほどの訪問者があることが励み。まだ続けていいのかな。

自分の中で消化できないことができると、ここで文字に落としているような…
読んでみたら失敗した><と思われた方はリピーターにはならないはず。
そう思って、書き続けて行きます。


年初めは、年末に書いた「既読無視」の続き(笑)
続きは無いよ~ってお友達に言ったけど、書いてみました。
お話は前エントリーの(さらに続き)~(本当におしまい)の続きです。

妄想小説にご理解のある方のみ続きへお進みください。
今日もお越し頂きありがとうございました。











ピピッ…カシッ!

彼は後部座席のドアを開けると、花音に乗るよう促した。

「ごめん、助手席には乗せられないから…」
「あ、う…ん」


予想と少し違う展開に戸惑う間もなく、車は海岸通りへ滑り出した。

「友達の彼女を部屋にあげるわけにはいかないだろ?」
「…別に…」

聞こえるか聞こえないかの声で花音は返事をした。



日曜日の夜ともなると物流の車も走っておらず、静まり返った倉庫が黒い塊となり沈黙している。
行く宛も告げられず、ただひたすら走る車の中に会話は無かった。

15分くらい走ったところで、車は止まった。目の前には海がゆらゆらと揺れていた。
ヘッドライトの灯りを落とすと、ふっと大きく深呼吸をしたように聞こえた。


「ねぇ、今日みたいなこと、初めてなの?」

突然の質問は花音の胸に刺さると同時に、涙腺の蛇口を思い切り開いた。


「ご、ごめん…」

コントロールが効かない花音を運転席から慰めることは無理だった。


運転席から一度外に出た彼は、こぶしを握り直すと後部座席のドアを開いた。

「ごめん、本当にごめん…」

隣で平謝りするその誠実な姿に、花音は小さく首を振りながら泣き笑いを返した。

「わたしがイケナイんだもん、謝らないで…」
「でも、紹介したのは俺だし」
「だから、わたしが…」

彼は携帯電話の画面にぽたぽたと落ちる涙をすっと拭うと、花音の頭をそっと抱いた。

「お願いだから泣かないで」
「はい…」
「泣いてるじゃん」
「泣いて…な…い…」

花音は返事をしようと顔を上げた。
視線があまりに近くて見つめ合うことしかできない。

「花音?」
「ん?」
「おまえ、可愛い過ぎ…」

彼は花音を引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
不器用丸出しで、傍から見たら笑えるような恰好なのに…。

「ばかっ…」
「あ、友達としてだかんね」
「わかって…る…」

彼は花音に微笑み一つ投げると、手を解き隣に座り直した。

「落ち着いたでしょ?話、聞くから…」
「うん…」
「家まで送るから」
「…ウウン」


花音を抱きしめたその時、携帯には貴久からのLINEが流れ消えて行った。
彼はその一行を見逃さなかった。

  花音、どこ?


花音には伝えない…たぶん…




(おしまい)
本当は彼を特定の人物にしたかったんです。
でも、読み手の方に好きな方に置き換えて欲しくて。

いや、もう、おしまいです。続きはありません(笑)
帰宅途中なので、そのままUPします。
誤字脱字はコッソリお願いいたします。




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